小川洋子のつくり方 / 田畑書店編集部編 / 田畑書店 

¥2,200

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世界に認められる小川洋子の文学はどのようにつくられてきたか――全米図書賞、ブッカー賞国際部門など世界的に権威のある賞の最終候補に軒並み上がる小川洋子の文学。

海外での小川文学の受容のされ方から、デビューから三十年以上にわたる創作の秘密と、その全貌を紹介する。

また、巻頭には昨年8月にニューヨーク・タイムズ誌に掲載されたエッセイ、ヒロシマ・ナガサキ、オリンピックなど今の日本にとって重要なテーマを名文で描いた「死者の声を運ぶ小舟」を原文+英語訳で収録する。

(田畑書店HPより)

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第1章 死者の声を運ぶ小舟
死者の声を運ぶ小舟 小川洋子
How We Retain the Memory of Japan’s Atomic Bombings:Books
(Written by Yoko Ogawa / Translated by Stephen Snyder )

第2章 世界は小川洋子の文学をどう受容したか
世界のジャーナリズムが注目した小川洋子の文学 田畑書店編集部
海外で出版された小川洋子の作品たち

第3章 フランス語圏の小川洋子
ブリュッセル (en Passa Porta)
パリ (en La Maison de la Poesie)
トゥルーズ (en Librairie Ombres Blanches)

第4章 インタヴューズ
有限な盤上に広がる無限の宇宙〈インタヴュアー〉 堀江敏幸
なにかがあった。いまはない。〈インタヴュアー〉 千野帽子

第5章 小川洋子のつくり方
小説の生まれる場所  (於: 関西大学)
小説の不思議     (於: 大阪文学学校)
私が新人作家だった頃 (於: 大阪芸術大学)

第6章 全作品解説 神田法子

あとがき 小川洋子

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「私たちが生きている世界は、自分が知覚できる範囲だけで成り立っているのではなくて、現実世界のちょっとした割れ目みたいなところを覗けば、そこにはすごく奥深い世界が拡がっている。そこへ旅するために小説がある、音楽がある、芸術がある。『不時着する流星たち』は、そういった現実と虚構が断絶していなくて、地続きになっているということを確かめるために書いた小説でした。」(p.181)


『ことり』の物語の主軸にいるのは鳥の言葉がわかる兄弟。
兄と弟の2人の暮らしは社会との接点も最小限で、日々の習慣の繰り返し、
そうやって2人で小さな完結した世界を作り上げている。
自分自身に偽りなく、実にシンプルで慎しみ深い生活。
それなのに彼らの存在はゆるやかに社会の淵の方へ追いやられてゆく。
小川洋子さんはそういう人たちの存在を
すくい上げるような作品を多く書かれています。
とても社会学的な印象を受けます。
もし大学1年の社会学部の学生がいたら
参考文献のマルクスやデュルケムなどと並べて
小川洋子さんの小説を推したいです。
社会学って、本人としては“ふつう”に生きているだけで
自然と社会の端に追いやられてしまったり、
他者との距離感がうまくはかれない、
そういう“取り繕えない人たち”の存在を記述したり
その記述にあたっての対象に迫るまなざしのあり方を観察し
考察してゆく学問だと思うので。
(学生時代、社会学を専攻していた)僕がつくっているオーダー靴も
社会のなかで端っこへ追いやられてしまったひとたちの声を
ひとつひとつ拾い、整理してゆくような作業です
ある人は、足幅が広くて既製の靴が足に靴が合わないという
そして、ある人は、左右の脚の長さが違うという
また、ある人は足に靴が合わなくて出かけるのも億劫になってしまったという
そんな会話が行き交う靴屋の一角にある本コーナーに
小川洋子さんの作品が並ぶのは、
いや、並ぶというよりも
掲げているといった方がいいのかもしれませんね。

(トオク店主)


[ 商品情報 ]
「小川洋子のつくり方」
編:田畑書店編集部
発行:株式会社田畑書店
サイズ:A5判変型 縦200mm 横148mm 厚さ17mm 248頁 重さ 327g
壮画:山田ミヤ
装幀・組版: 田畑書店デザイン室
印刷・製本:モリモト印刷株式会社
2021年8月6日第1刷発行
2021年9月1日第2刷発行

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