10のリース 岩本牧子(原案)/ ARTS&CRAFT静岡手創り市
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うっそうと茂る木々に覆われた参道を進むと、こんもりとした谷津山を背後に抱えた本堂が姿を見せる。
靜岡縣護國神社。
この場所で、春は4月と、秋は10月に開催されているイベントがある。 ARTS&CRAFT静岡手創り市。全国から工芸やクラフトを生業とする作家や、素材を生かしたフード出展者が集まるクラフ トフェアとして、2010年10月にはじまった静岡手創り市は、2020年4月にめでた く10周年(開催20回目!)を迎えることとなる。
この10周年をお祝いしたい気持ちで企画されたのが、岩本牧子さんによる「10のリー ス」だ。 開催当日、岩本さんが用意するフレッシュやドライの植物、古道具のような小さいカケラを 用いて、参加者各々が「10」をつくり、できた「10」を写真に撮って、インスタグラム にアップする。ハッシュタグ「#10のリース」で繋がった、たくさんの、様々なお祝いの 「10」が見られることを、とても楽しみにしていた。 しかし、2020年の春は新型コロナウイルスにより開催中止が決定。 そんな中、岩本さんは自身のアカウトで、この企画のインスタ上での開催と、参加を呼びかけます。 結果、開催するはずだった2日間の中で、静岡手創り市に毎年関わるような近しい人も、今 は遠い場所で活動する人も、多くの人によって、自身の作品や仕事道具、大切なもので形作 られた「10のリース」が、インスタ上にアップされた。 そしてその中から、一部の「10のリース」を掲載したものが、冊子「10のリース」です。
4月の時点で これからどうなるのかも
自分がどうしていかなくてはならないかも
只々 不安。
その中で 皆さんがどう反応してくださるかわからなかったけれど
やってみたい そう手創り市代表にお願いしました
今思えば なぜでしょう?
必死に。
残念なお知らせばかりは嫌だった。
今、出来ることをしたかった。
お祝いがしたかった。
会えないけれど 皆さんがどうしているか 知りたかった。
当日から じわじわといろんな方に伝わって
沢山の方が 10を作ってくださいました。
作家さんも お客様も スタッフのみなさんも
つくることって楽しいね
一方通行ではなく
見る人も つくった人も
互いにそう思えた時間でした
これができるのがこの手創り市のいいところ
また行きたいと思うところ
場所を10年つくり続けてきてくださった感謝と
場所を一緒に作ってきた たくさんの手
色々がいろいろな10になって
冊子になりました
その過程をずっと見ていてくれた haseさんのデザインが温かくて 思わず手に取ってしまう
多くを説明していないけれど
開いた人の その時に響く
長く楽しんでもらえるような
一冊になったんじゃないかなと思います
(荒巻麻純・岩本牧子)
▼本書は静岡手創り市の10周年を記念する開催時に行われるはずだった「10のリース」を元に制作されました。
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子どもの頃
目が悪い人がちょっと離れたものを見るときに
少し目を細める仕草が
かっこいいと思ってました
目尻に皺が寄るのも渋くてね
僕がミシンで革を縫うとき
もしかしたら目を渋くしているかもしれませんが
側から見たら
どうなんでしょう
ダンディズム、あるのでしょうか
ただの老眼でしょうか
この歳で老眼だなんて
冗談はよしこさんだよ、まったく…
10年後って何歳になるんだっけ?
これを持ってみんなで語りたい
これからの1年、1年のこと
老後とか、健康とか保険の話は抜きにして
(トオク店主)
[ 商品情報 ]
10のリース原案・岩本牧子
製作 荒巻麻純(A&C静岡)
デザイン hase
英訳 桃井敦史 由紀
発行元 ARTS&CRAFT静岡手創り市