2025/10/16 22:50
|9月1日(月)
息子の学校が休校。体育館を借りてふたりでバドミントンの練習をする。息子が打ってくるシャトルを打ち返しながらしばらくラリーが続く。息子が上達しているのか、自分の体力がないだけか、いい勝負になってしまう。それでも、少し強めに早いシャトルを打ったり、左右前後にシャトルを散らすと、急に息子の足がバタバタとしてシャトルに追いつけない。自分がミニバスをやってたときもそうだったけどフットワークって大事。意識しなくても足運びが正確になるまではまだ時間がかかりそう。
|9月2日(火)
パーマをかけたが家族の評判がすこぶる悪い。息子は「変だ!」と爆笑するし、妻はトーンの低い声で「パーマかけたんだね…」とボソッとひと言。美容師さんが見せてくれた仕上がりのイメージのモデルは某アーティストだったけれど、仕上がりはどちらかというと藤井隆。パーマは成功しているけれど、顔の系統の問題なのだろう。藤井隆、好きだからいいけど。「負けるなハイジ」を聴いている。
|9月3日(水)
ペジャストヤコビッチのサイン入りトレーディングカードがメルカリで2,999円で売られていて買うか迷う。トニークーコッチは6,800円。チャールズオークリーが4,500円。ロンハーパーの3,000円はSOLD OUTになってしまった。今から30年くらい前に9,500円で購入したマイケルジョーダンのカードが20,000円前後で売られている。メルカリのNBAトレーディングカードの一覧ページを見ているだけでワクワクする。久しぶりにバスケ少年だった頃の自分に再会する。
|9月4日(木)
新作の靴のデザインを描いている。他人がつくっている靴のデザインはすてきに見えるのに、自分で描くデザインの凡庸さに辟易とする。自分がつくった料理より、誰かがつくってくれた料理の方がおいしいのに似ている感覚に近い。
|9月5日(金)
革の発注。アンミカが「白は200色あんねん」と言っていたらしいけれど、うちの黒は現在4種類あんねん、これからヌバックやオイルレザーも増えたら黒が8色くらいになるねん。
|9月6日(土)
息子のバドミントンの大会。ことごとくシャトルを打ち返されて1回戦で敗退。ドロップが一本きれいに決まったのがハイライト。試合に負けた息子の目からは涙がこぼれ、顔をクシャクシャにして泣く(ジブリに出てくる子どもみたいに大粒の涙を流す)。それを見たら不覚にもとうちゃんも泣きそうになる。帰りの車の中はふたりとも無言で、ひとつのブラックサンダーをわけて食べる。ブラックサンダーを食べ終わったら、しりとりをしながら帰る。
|9月7日(日)
靴のデザイン画を描いているところを写真や動画でちまちまとって編集し、インスタのリールに投稿してみる。まったくもってこういう作業が性に合ってない。写真を撮るのはすきだけど、すきなものだけを撮っていたい。だからたいてい息子を撮っている。互いに笑いながら息子の写真を撮るからブレてしまう。テレビで昔のザ・ドリフターズのコントを観ている息子が声も出ないくらい喉をヒーヒー鳴らしながら大爆笑しているのを見て、自分も笑う。笑いながら苦しくて涙でそうで、互いの肩をバンバンたたき合いながら笑う。
|9月8日(月)
スニーカーの試作をはじめる。
|9月9日(火)
スニーカーの試作と並行して納品用の靴の製作を進める。10月は岩手、青森と出張が続くのでなるべく早めに製作を進めておきたいところ。靴の製作は、接着剤を乾かす時間、革を靴型につり込んで癖付けできるのを待つ時間など、待つ時間と作業を進める時間をうまく組み合わせながら効率よく作業が進むように計画している。実家の裏庭にあるプレハブが作業場だと、午前10時と午後3時に必ずお茶の時間があって、おふくろとお茶を飲む。おふくろは大阪万博へ行きたいと言っていたけれど、結局行かずに終わってしまいそう。もうおやじがいないんだから息子の自分が連れてゆかないとおふくろの行動範囲が広がらない、遠方ならなおさら。来年、しまなみ海道へはおふくろを連れてゆきたい。
|9月10日(水)
バドミントンのガッドのテンションを20に張り替える。
|9月11日(木)
ローファーの型紙製作をはじめる。ローファーってどこか気障な印象があったけれど(素足で革のローファーを履いているひとたちがいるからだと思う)、50代に似合うローファーを考えている。
|9月12日(金)
今年のセ・リーグは阪神が優勝とのこと。いつの間にか藤川球児が阪神の監督になっていた。マジか。あの浮き上がるようなストレートはかっこよかったな。オールスターでカブレラに真っ向勝負したシーンを覚えている。
|9月13日(土)
韓国アイドルもすなるMBTI診断といふものを、男もしてみむとてするなり。自分、INFJ(提唱者)です。世界的にも珍しいレアポケモンのようです。かなり偏った直感型でありながら、頑なな計画型でもあるという。それって両立するのでしょうか。内面的には自信があるのに、自己主張に消極的で、人の悩みや相談事といった話を聞くのが上手なのに、気持ちが同調しすぎて他人のストレスも抱え込んでしまう。だからなのか、共感力が高すぎて、演劇が観れません。電話で話すだけで風邪がうつることもあります。弱っ!
|9月14日(日)
夕方、息子と自転車で出かける。あてもなく走る。途中、牛を放牧しているところがあって、その牛をバッグに息子の写真を撮る。スマホの画面のなかの息子のピースサインは昭和の僕と同じで、ただ、ピースの傾き加減が僕のと違う。僕の方が垂直で、息子の方が30度くらい傾斜している。手の甲をカメラ側に見せてやるピースサインって、いつ頃やるようになるのでしょう。
|9月15日(月)
来年2月に息子が卒園した園で開催するデザインのワークショップの内容をぼんやり考えはじめている。小学1年生から6年生までが楽しめるワークショップって考え始めると意外と難しい。1年生に合わせると上級生がおもしろくなくて暇になってしまうし、6年生に合わせると下級生を置いてけぼりにしてしまう。でも、そういうもんでもいいかなとも思っている。子どもは子どもらしいものが一番嫌い、とは誰が言った言葉だったか。
|9月16日(火)
しばらくコンタクトをネットで購入していたので、久しぶりに眼科へ行く。糸くず状の飛蚊症が気になる。本を読むときに特に気になる。夕方になるとミシンで黒い革に黒い糸で縫うのがしんどくなる。しばらくはへらへらして過ごそ。
|9月17日(水)
バドミントンの審判資格を取得するためにルールを覚えている。前の日に赤本で覚えたはずのところを、朝起きるとずっこし忘れていて、また同じページを読むところからはじめる。それを繰り返して、少しずつページが進む。笑うしかない40代の記憶力。バドミントンの試合を観ながらスコア付けの練習をしようとYouTubeを開くも、気づくとTWICEのショート動画を延々とスクロールしている自分がいる。なんなの僕のYouTubeは!TWICEばかり勧めてくる。が、いまだに彼女たちの名前を覚えられない。覚える気がない、いったい僕はあの少なくない時間、なにを見ているのだ。脳科学的には、ぼーっとすることで脳内を整理していることがあって、それは男性に多いアクションらしい。
|9月18日(木)
息子を歯医者へ連れてゆく。歯の矯正ってお金がかかるけど、こればかりは親の責任か。
|9月19日(金)
息子が通っているバドミントンのチームの練習に一緒に参加する。子どもたちと同じメニューをしながら息切れする。不整脈が怖いので全力でやらない。けれど練習をはじめればむきになってしまうので、そんな自分に困る。
|9月20日(土)
駒ヶ根のワーズワースさんで開催されているNW,NLさんの個展におじゃまする。そして、12月の企画展の撮影もさせて頂く。NW, NLさんの個展をするようなお店が近くにあってよかった。NW, NLのオオツカさんとタナカさんは僕が高1のとき、高3くらいの設定で会話しているけれど、実はもう少し歳が離れている。全然そんなふうには見えないけど(おそろしく若い二人だけど)。数少ない先輩と呼びたい、先輩である。
|9月21日(日)
バドミントンの審判資格取得のために千曲市まで。午前中は座学、その後、テスト。受かれば午後、実技のテスト。
この2週間くらいルールを覚えるために必死だった。すでに資格を取得している方々からテスト対策として赤本を借り、勉強してきた。久しぶりに毎日時間を決めてコツコツ勉強するのは意外と楽しかった。大人だからテストの勉強ばかりしているわけにはいかないけれど、これが学生だったら勉強だけしていればいいわけで、子どもの頃って恵まれてたなぁとつくづく思う。まぁ、生まれ変わっても勉強はしないけれど。
|9月22日(月)
来月出張予定の青森・弘前のホテルの予約がとれない。う~む。
